【腰痛改善】20年来の「慢性腰痛」にも筋膜整体は有効

こんにちは。

岐阜県多治見市にある、多治見筋膜整体 FLOWの院長、藤井祐輔です。

当院は多治見市唯一の「筋膜専門」の整体院。

病院や整体院・接骨院では見逃されがちな「筋膜」へのアプローチを軸に施術を行い、他院では痛みやお悩みが改善されなかった方々に多くご利用いただいております。

このブログでは皆様の健康に役立つ情報や、当院の施術について色々と発信していきたいと思います。

改善のヒントは、離れた場所に

今回は、長年腰痛でお悩みだった40代の女性の方へ筋膜整体を行い、初回で「痛みの軽減」と「可動域の変化」が得られたお話です。

アプローチした筋膜のポイントは、痛みを感じる腰ではなく「肩甲骨」や「胸郭」。

全身におよぶ筋膜のつながりを考慮した施術は、痛みの本当の原因を特定するため改善率が高く、体全体のバランスを整えるので再発しにくい体を手に入れることができます。

患者様の全体像

（ご本人様の許可を得て掲載しております。効果には個人差があります）

この方は、長時間座っていることで、腰の痛みが強まるということでした。

ご職業はデスクワーク。
通勤も片道約1時間＝往復2時間の運転と、1日の中で座っている時間が非常に多い状況です。

施術前の動きのチェック（動画・写真あり）

施術前の動きのチェックでは、「前屈」の動きが特に小さく、さらに最終域で腰の痛みを伴うとのことでした。

↓施術前の動画です。

↓施術前：前屈の最大角度。

着目したポイント（歩行と座位の違いについて）

これらの情報から、なぜ腰痛が起きたのかといういくつかの仮説を立てました。

そのなかで、初回の施術では「痛みの出る状況」に着目し、施術を進めていきます。

この方の場合、歩いても痛くない、長時間座っていると痛いということでした。

一般的に、「歩行」という動作と「座る」という姿勢では、特徴として以下のような違いがあります。

これらを考慮し、「腰部より上の要素」が原因の大部分を占めていると考えて施術を進めていきます。

硬い筋膜にアプローチ

触察で筋膜の硬さをチェックしてみます。

↓特に筋膜が硬かった箇所です。

上半身・下半身とも硬い筋膜はいくつかありましたが、
今回は仮説に従い、腰よりも上部のポイントを優先的に施術しました。

すると、痛みと可動域の明らかな改善がみられました。

施術後の変化（動画・写真あり）

↓施術後の動画です。

↓施術後：前屈の最大角度

↓施術前後の比較です。

明らかな可動域の変化がありました。

主観的な痛みも2割まで軽減。

	施術前	施術後
痛み指数	10	2

このように筋膜整体で痛みを軽減した後、ご自宅でもできるカンタンなセルフケアをお伝えして初回は終了しました。

まとめ

当院の筋膜整体では、どこに原因が隠れているかを「丁寧なカウンセリング」と「精密な触診」で特定します。

今回の場合は、腰部より上の領域の固くなった筋膜を整えることで、明らかな可動域の改善と痛みを減少することができました。

これまでに「痛みのある場所を施術してもまだ痛みが続いている」という場合は、筋膜の状態を確認してアプローチすることを強く推奨しております。