股関節痛について① 〜構造の理解〜

こんにちは。

岐阜県多治見市にあります筋膜に特化した整体院
「たじみ筋膜整体 FLOW」の理学療法士、藤井 祐輔です。

最近当院でお悩みの多い「股関節痛」の症状について。

まず今回は、股関節の構造を中心にお伝えします。

目次

股関節の特徴

股関節痛について考える際、まず股関節そのものの全身にとっての役割、構造、特徴を理解することが大切です。

股関節は、下半身と上半身をつなぐ「力の受け渡しの要」であり、単に体重を支えるだけでなく、立つ、歩く、方向を変えるといった日常の動作すべての基点となる関節です。

さらに、股関節は全身の動きの中で最も多くの力が集中する部位の一つです。

重心の位置、骨盤の角度、体幹の安定性など、姿勢や動作の条件がわずかに変わるだけでも、股関節にかかる負荷や張力の分布は変化します。
そのため他の関節と比べても、構造・役割・力学的負荷の三つが複雑に絡み合っており、負担が偏りやすい特徴があります。

股関節は、脚を動かすための関節であると同時に、体を支える「柱」の役割も兼ねています。

安定性と支持性、この二つの機能が常に同時に求められるため、わずかな動きのクセや姿勢の変化でも、周囲の筋肉や筋膜、関節まわりの組織が受ける影響が大きくなりやすいのです。

股関節は体重を支える大きな関節であり、他の関節とは構造も役割も大きく異なっています。

安定性と可動性の両立

股関節の構造は、球状の骨が深い受け皿の中にはまる形をしています。

安定性と可動性(動きやすさ)の両方を求められるつくりであり、人体の中でも特に負担と役割が大きい関節のひとつです。

肩関節も球状の形をしていますが、肩の場合は受け皿が浅く、安定性よりも動きの自由度を優先する構造になっています。

一方、股関節は受け皿が深く設計されており、可動性(動き)よりも安定性が強く求められる点が大きな違いです。

力学的な負荷についても特徴があります。

股関節には歩行、立ち上がり、階段動作など、日常的な動きの中で体重の二〜三倍程度の負荷がかかるとされています。

さらに片脚立ちでは、骨盤を水平に保つために周囲の筋肉が働くことで、股関節にかかる力は体重の三〜四倍以上になることがあります。

膝や足首も体重を支える関節ですが、骨盤と体幹からの力、そして地面からの反力が集中するポイントは股関節であり、負荷の大きさという点で非常に特徴的です。

そのため、筋肉や筋膜、関節まわりの組織がわずかに硬くなったり、動きの連動が乱れたりするだけでも負担のバランスが崩れやすい構造といえます。

このように、股関節は構造上の安定性と、日常動作での大きな負荷という二つの要素を抱えています。

そのため、わずかな違和感でも生活に影響が出やすく、多くの方が悩まれやすい部位でもあります。

当院では医学的な診断は行いません。

医療機関の受診が必要と考えられる場合には適切にご案内しています。

そのうえで、筋膜の張力、動きの連動、姿勢や荷重のかかり方など、体の使い方に関わる要素を丁寧に確認しています。

股関節の特徴を踏まえ、日常生活で気づきにくい負担をやわらげるためのサポートにつなげてまいります。

股関節痛に悩む方へ

動き方、筋膜の張力、姿勢のくせなどを整えていくことで、股関節にかかる負荷が軽くなるケースがあります。

悪化する前に早めにケアを開始した方が、結果的に費用もかからず早く改善するケースが多いです。

歩行や立ち上がりで違和感がある方は、早めに体の状態を確認することをおすすめします。

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