痛覚変調性疼痛 −検査で異常がないのに痛みが続く理由とは?−

こんにちは。
岐阜県多治見市の筋膜専門整体院
「たじみ筋膜整体 FLOW」の理学療法士、藤井 祐輔です。
長く続く頭痛や腰痛、理由のはっきりしないめまい、耳鳴り、胃腸の不調。
病院で検査をしても「異常なし」
薬を飲んでもスッキリしない
整体やマッサージにも通ったけれど、決定的な変化は感じられなかった
今回のブログは、そんな経験を重ねている方にぜひ読んでいただきたい内容です。
痛みにはタイプがある
前回のブログでは、痛みのメカニズムには
・侵害受容性疼痛
・神経障害性疼痛
・痛覚変調性疼痛
この3つがあることをご紹介しました。



今回はその中でも、特に誤解されやすい「痛覚変調性疼痛」についてです。
痛覚変調性疼痛は、ケガや炎症がはっきり見つからないのに、痛みや不快感が続く状態を指します。
特徴は、体の組織そのものよりも「痛みを感じ取る仕組み」である“脳”が過敏になっていること。
ブレーキが効きにくくなった警報装置のようなイメージです。
本来なら問題にならない刺激でも、強い痛みとして感じられてしまいます。
どんな症状が出やすいのか
痛覚変調性疼痛では、症状が一か所に限られないことが多いです。
・慢性的な頭痛、首や肩の重さ
・腰痛が続くが、画像検査では説明がつかない
・痛みの強さが日によって大きく変わる
・天候や疲労、ストレスで悪化しやすい
さらに、随伴症状としてめまい、耳鳴り、動悸、胃腸の不調、眠りの浅さなど、自律神経系の症状を伴うケースもよく見られます。
ここで大切なのは、「気のせい」や「メンタルの問題」と片づけられる話ではない、という点です。
体の中では、きちんとした生理学的な変化が起きています。
痛覚変調性疼痛といえる検査や評価は?
残念ながら、血液検査やMRIだけで明確に診断できるものではありません。
そのため見逃されやすいのが現実です。
評価のヒントになるのは、
・痛みの分布や変動性
・触れたときの過敏さ
・筋肉や関節の問題だけでは説明できない反応
・自律神経症状との重なり
これらを総合的に見ていきます。
当院では特に、クライアント様の動作、皮膚や筋膜の滑走性などを丁寧に確認します。
筋膜へのアプローチがなぜ関係するのか
筋膜は、筋肉を包むだけの膜ではありません。皮膚、神経、血管、自律神経系とも密接につながる組織です。

痛覚変調性疼痛の状態では、この筋膜の感覚受容にエラーが起きていると考えられています。
筋膜が硬くなり滑りが悪くなると、中枢に対して常に微弱な刺激が入り続け、脳の痛みに対する閾値が低下して「危険信号」を出しやすくなります。
筋膜へのアプローチは、
・過剰になった感覚入力を落ち着かせる
・体の位置感覚のエラーを正す
・自律神経のバランスに影響を与える
こうした作用を通じて、痛みの感じ方そのものに変化をもたらします。
頭痛や腰痛が「刺激に対して過剰に反応しない状態」へ近づいていく、というイメージです。
まとめ
長引く症状には、単純な原因探しでは説明できないケースがあります。
痛覚変調性疼痛という考え方を知ることで、「もう治らない体」ではなく、アプローチが違っていただけかもしれない、と捉え直すことができます。
筋膜という視点は、これまで評価や施術の中で十分に扱われてこなかった要素の一つです。
そこに目を向けることで、筋肉や骨、神経だけでは説明しきれなかった現象が整理できる場合があります。
今出ている症状だけで、体の状態すべてが決まっているわけではありません。
感じ方や反応の仕組みが変わる余地は、まだあなたご自身の体の中にあります。
理学療法士による
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