視覚と歩行のオンライン勉強会に参加しました

こんにちは。
岐阜県多治見市の筋膜専門整体院
「たじみ筋膜整体 FLOW」の理学療法士、藤井 祐輔です。
「病院で検査をしても異常なしと言われたのに、歩くとふわふわする」
「人混みや段差が怖くなった」
「夕方になると足元が不安定に感じる」
当院にも、こうしたお悩みでご相談いただくことがあります。
先日、作業療法士の今村泰丈先生によるオンライン勉強会「感覚が変われば歩行が変わる 視覚システムから紐解く歩行戦略」に参加しました。
歩くことを「目(視覚)」の側から捉え直す内容でした。
要点を、できるだけシンプルにまとめます。
歩行は「3つの感覚」で支えられている
歩いているとき、私たちの体は次の3つの感覚を同時に使っています。
視覚:路面や段差、足を着く場所までの距離を読み取る
前庭覚:内耳で頭の傾きや回転を感じ取る
体性感覚:足裏や関節、筋肉から体の位置や荷重を感じ取る
どれか一つが乱れると、残りの感覚で補おうとして、ふらつきや歩きにくさにつながることがあります。
要点① 目には「2つの働き」がある
視覚の情報は、脳の中で大きく2つの経路で処理されます。

一つは「何があるか」を認識する働き。
もう一つは「どこにあり、どう動いているか」をつかみ、動きを調整する働きです。
歩行で中心になるのは後者で、無意識のうちにリアルタイムで働いています。
要点② 頭が揺れても視界がぶれないのは「反射」のおかげ
歩いているとき、頭は1秒間に約2回揺れるといわれます。
それでも景色がぶれないのは、頭の動きに合わせて目の位置を自動で補正する反射(前庭動眼反射)が、ごく短い時間で働いているからです。
この仕組みがうまく働かないと、視界が揺れて、ふわふわした感じにつながることがあります。
要点③ 周辺視野と「足元の視野」が歩行の安全を支える
周辺視野は、歩行の安全を守るレーダーのような役割です。
勉強会では、周辺視野が狭くなるほど転倒リスクが高まるという大規模研究のデータが紹介されました。
特に、下方向の視野の欠損は転倒との関連が強いと報告されています。
要点④ 首は視覚システムの土台
首の上部(後頭部の付け根から上位の首の関節まわり)には、体の位置を感じ取るセンサーが多く集まっています。
この部分の情報は、目の動きや視線の安定に関わります。
スマホやパソコンで頭が前に出た姿勢が続くと、後頭部の付け根の筋肉が緊張しやすくなります。
その結果、視線が安定しにくくなる可能性があるということでした。
視覚へのアプローチは「3つの方向」
講習では、視覚から歩行にアプローチする方法が3つに整理されていました。
徒手療法:首や頭蓋底まわりの筋肉・関節を整え、視覚の土台を整える
環境設定:照明やコントラストなど、見えやすい環境をつくる
ビジョントレーニング:目の動かし方を練習する
筋膜整体の視点で、今回の学びをどう活かすか
首の上部は、筋膜や筋肉が複雑につながる部位です。
筋膜には、筋肉の10倍ともいわれる感覚受容器があるとされ、体の位置や動きの情報を脳に届ける大切な役割を担っています。
当院では、足元や腰だけでなく、首・頭部・体幹を含めた全身のつながりの中で、動きにくさの背景を確認しています。
今回の学びは、その評価の視点を広げてくれるものでした。
なお、当院は目やめまいの病気そのものを診断・治療する場ではありません。まずは医療機関での確認が前提となります。
そのうえで、首や体の緊張が関わっていないかを整理していきます。
今日からできるセルフケア(勉強会で紹介された内容)
スマホは目の高さに近づけて持ち、画面を見るために頭を下げすぎない
20分ごとに、約6m先を20秒眺める(目の休憩になります)
どちらも、首や目への負担を減らす小さな工夫です。
よくあるご質問
理学療法士による
「筋膜から健康を作る整体院」
以下の症状でお悩みの方へ
頭痛、自律神経失調症、首の痛み、頚椎ヘルニア、肩関節周囲炎、手首の痛み、腰痛、腰椎ヘルニア、脊柱管狭窄症、膝の痛み、変形性膝関節症、足の痛み、足首の痛み、産後の体型、産後の症状、長年つづく内臓からくる症状
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